(株)サカイiT経営

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新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

毎年のように地元の真清田神社に参拝に出かけると昨年よりは人も増え、少し賑わいが戻ってきたような感じがします。マスクから漏れる笑顔を見て人が集まることの尊さを感じます。一方で、オミクロン株の感染も徐々に広がっており、2月、3月の動向が気になるところです。いくら日本で感染対策をしても、海外で改善しなければこのグローバル社会の中では焼け石に水ではありませんが、その効果は限定的になるでしょう。マスクもせず闊歩している外国の様子を見て、やるせない気持ちになるのは私だけでしょうか。ワクチンを後進国よりも有利に入手できる先進国がこんなことでは一向に収まらないでしょう。今年こそ収束して欲しいと願っています。

年始に残念なお話で失礼ですが、私は今年の経済は厳しいと見ています。なぜなら明るい材料が見当たりません。日本経済をざっくり中国、米国、国内の景気で成り立っていると捉えると、中国は広大集団のデフォルトを始めとする不動産バブル崩壊で不景気に陥る可能性が高く、少なくとも昨年以上の景気になる見込みは低いと思われます。北米は、現在世界一のコロナ感染者数を記録しており、収束する見込みがたっていません。自動車の輸出(販売)が回復する見込みは一層厳しいでしょう。

また、仕入の観点からも、モノがなくてモノが作れない、価格が高騰してモノが買えないといった状況は既に昨年夏秋ごろから聞いていますが、それがさらに広がるとみています。ちなみに、ウッドショックは昨年末に収まりつつあったような動きがありましたが、12月の米国のハリケーンの影響でまた状況が戻る(悪化する)予想です。

結局のところ、輸出も輸入も頼れない状況が続くと思われます。そうすると国内回帰につながるのですが、国内の資源は限られるので、この資源をいかに有効に使うかがカギになるでしょう。一部ではすでに旧製品の半導体を活用した製品開発や代替品の活用進んでいます。不良在庫が活かせることもあるかもしれません。

ピンチはチャンスと捉えて果敢にトライすることと、体力を温存して商機を虎視眈々と窺うことを臨機応変に使い分けることが必要となる年になるでしょう。経済動向が不安定な時は、ビジネスを短期スパンで回す必要があります。そしてその都度、適切な経営判断が必要になりなります。弊社もお客様のご要望により多くお応えできるよう業務改善に励みお客様の経営の一助となれるよう今年も頑張りたいと思います。